田中まじめ滅餓寧武露愚

よろしくお願いします。

20190415ゲゲゲの人生展

新津美術館で開催されているゲゲゲの人生展に行ってきました。

 

めっちゃくちゃ良かったです。以下、ちょっとネタバレあります。

 

漫画家の水木しげるさんが1922年に誕生してから2015年に93歳でこの世を去るまでどのような生涯を送ったか、

 

のんのんばあから妖怪の世界を教えてもらった幼少期、絵が上手くて新聞に「天才少年現れる!」とまで書かれた少年時代、戦争に出兵して左腕を亡くした青年期、結婚してからも貧しく苦労をしながら生活していた貸本漫画家時代、ブレイクして豊かになったけど繁忙を極めた黄金時代、世界各地の妖怪にまつわるものを収集して回った晩年。

 

ざっくりとまとめるとこのような構成になっていて、その時々に書いていた絵や文章など交えて分かりやすく展示されていてとても面白かったです。またラバウルで現地人と仲良くなって歓待を受けたなど人柄が分かる多くのエピソードも多数紹介されていました。

 

絵がとにかく上手かったです。キャラクターもさることながらその後ろに細かく書き込まれた背景の絵にも何度も目を奪われました。水木さんには収集癖があって新聞の題字を切り取って集めていたり(当時そういうブームがあったらしい)、スクラップブックに風景写真や切り抜きを貼って自作した資料本も公開されていて、どのように想像を膨らませて作品にしていったか垣間見えるようでした。「石や木が会話しているような雰囲気を感じて」書いたという妖怪のイラストなど、感受性や想像力が伝わってくるようで見応えがありました。

 

また、戦地へ持って行ったという「ゲーテとの対話」はじめ多くの哲学書を読んだり、戦争、貧乏、人気作家など極限を体験した水木さんだからこそ辿り着いた人生観が様々な漫画のシーンに落とし込まれていることが分かりとても水木しげるさんの漫画が読みたくなりました。水木しげるさんが描いた漫画を網羅的に収録した水木しげる漫画大全集は全103巻別巻全5巻補巻全5巻、合計30万円くらいです。欲しいです。

 

最後に、亡くなった際の追悼メッセージが公開されていて数多くの著名人に影響を与えていたことが改めて伝わってきました。坂本慎太郎石野卓球宮藤官九郎山口晃根本敬中川翔子(猫かわいい)、ヒグチユウコ、藤子不二雄A南伸坊美輪明宏、モンキーパンチ、森山未來京極夏彦などなど、まだまだたくさんいましたが自分の興味の範疇の中だけでも以上のような錚々たる顔ぶれ。

 

11時に入館してからお土産までしっかり見て外に出たら14時になっていました。ポストカード、湯のみ、キーホルダー、スーパーボールを購入。キーホルダーはのんのんばあ、スーパーボールは一反木綿でした。

 

以上、とにかく見応え十分、6月2日まで新津美術館で公開中ですので気になった方は是非是非行ってみてください。大全集、集めるか。では、ばーい。

WACKオーデ2019感想

WACKというアイドル事務所の新人発掘オーディション合宿が壱岐島で開催されました。アイドルになりたい女の子たちとWACK所属のアイドルたちが、自分の技術性格センスもろもろの総合力で色々な企画に立ち向かい、日ごとに一人また一人と脱落していく様子を撮影、一週間24時間永遠とネットで生配信するという内容です。人生をかけた真剣勝負が繰り広げられ生放送のドキュメントという感じでした。率直な感想でWACKの思想が嫌だなと思った部分もそのまま書きましたのでお気を付けください。

 

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合宿では、代表取締役であるジュンジュンという人が進行役になり様々な企画が行われていきました。所属アイドルとの個人面談のコーナーの中では、「何で最近売り上げが落ちているか分かる?」と若い女の子アイドルを締め上げている場面がありました。それまでの流れもあり、考えることを説くということはとても大事だと思いますが、ジュンジュンのやり方は見ていて少しつらくなりました。

 

追い込むことで売り上げにつなげるという理屈も一部は分かりますが、「俺はコレを頑張るから、キミはコレを頑張ってね。そうするとこういう良いことが起きるよ。具体的に言うと毎日コレして今月の目標はコレね」という寄り添う感じが伝わってくるようなコミュニケーションが見たかったです。

 

なぜ見ていてつらくなったかは、実際に活動する側としてのモチベーションが上がるか疑問に思えたからです。私はモチベーション高く活動することはとても大切だと考えていて、人生はモチベーションを高く生きている状態こそ幸福なのでは無いかとも思います。モチベーションが高く目標に向かえていれば例え失敗しても次にどうしたら成功できるか考えられるとも思います。

 

また、ある場面ではジュンジュンが候補者や所属アイドルに「感謝」を説いていました。日々の活動において感謝することは絶対に大事だけど、僕にはアイドル活動に対するやりがいを感謝にすり替えて会社としての利益配分を誤魔化している人に見えてしまいました。

 

歌とダンスなどの技術を覚えることについて、もちろん教えていただくことは本当にありがたいことです。しかし、その中には本人が時間や体力ときにはお金などを注ぎ込んだからこそ得られる努力の成果でもあると思います。WACKに入りたい候補者とアイドルが、労働力が欲しくて人材を募集したであろう会社と、バランスを崩した契約関係に向かって会社側が考え方を導いているように見えてしまい残念でした。

 

会社はお客様からありがとうと言ってもらいサービスに見合った料金をいただきます。続いて会社が従業員に報酬を与えます。この与える報酬について物質的な報酬と精神的な報酬のバランスが崩れているように見えてしまいました。オヤが肥えて子が痩せる。アイドルの世界に関わらず富が一箇所に集中して他が貧しくなることは好ましくないと思います。少し飛躍しますが出生率が下がるなど国全体が更に貧しくなってしまうということにも繋がると思います。ジュンジュンが説くように、もし精神的報酬である「感謝」が欲しいのであれば、それこそ運営側が「感謝」にウェイトを置いて報酬をいただくべきだと思います。

 

また個人面談の場面とも比較し、「感謝」を説きながら利益を追求させる点にも違和感を感じました。労働と報酬の条件や、社風を踏まえた人間関係、環境が良ければずっと働きたいですし、そこに会社に対する感謝が生まれると思います。

 

おかしな理屈に付き合う必要は無いです。大切な人と過ごす時間や自分の人生をどのように送りたいか。めちゃくちゃ忙しく働いていた人が「仕事なんてどうでも良かった。もっと家族と一緒にいれば良かった」とご家族を亡くされた後に言っていた何かの動画を見て自分はすごく考えさせられました。価値観は人それぞれですが、どういう人生を作っていくかについて自分にとってとても響いて考えさせられるきっかけになりました。

 

もちろん僕自身日々の生活の中で感謝はしますし、ありがたいと思うことにはより多く気が付けたほうがいいです。しかし感覚は無理強いするものでは無いです。感謝の度合いを含めて、統一的に「こう思わなければいけない」というものではなく心から自然に湧き上がる感情を大切にしたいです。極端に言ってしまえば、自分の時間とお金を愛するものに向けてではなく、会社に献上することをもって感謝に対する恩返しとするというような言い回しにとても違和感を感じました。

 

オーディション合宿中、参加者であるアユニ・Dというアーティストがツイッターのバイオで「すみませんけどもう無理、気持ちが悪くてこの雰囲気耐えられません」(原文ママ)と発信したことが合宿全体こ空気感を語っていたのではないかと思います。

 

会社としての思想統制を自分が納得できるものかの擦り合わせと、自分の技術性格センスもろもろの総合力でどれくらいお客様から支持されるか、一緒に働きたいと思えるか思ってもらえるか、オーディション合宿が終わってからもそれの連続だと思います。どんな衣装を着るとか曲をもらうかの前の段階として、自分の人生にとってこの仕事の本質的な部分をどう捉えているか。やりがい、給与、時間、社風を踏まえた人間関係、自分が普段どのように会社で取り扱われるか、人生に対するコストや成果も含めて。見ていてとても考えさせられました。

 

ここから、話はガラっと変わってオーディション合宿最後のエキシビジョンの感想です。

 

BiSHはモモコさんの必要性を感じるライブでした。いつもモモコさんをいじるリンリンが特に求めていたように感じました。

 

BiSは解散が発表されてしまいました。ライブがとても良かっただけに残念です。解散発表後に3BiSメンバーを募集することが告知されましたが、そこには「BiS1期に対する理解がある人」、「28歳まで」などの要項が並べられており「どんだけプールイ(過去にBiSに在籍したアイドル)を求めているんだ!」というファンの反応が感慨深かったです。

 

BiSは「新生アイドル研究会」という肩書きの通りアイドルというものを研究するチームで、ジュンジュンが設けたテーマは、ヤバイ要素を含んだ活動、企画モノ的なドキュメント、そこから見えてくるアイドル像を探すことが目的なのかな思います。

 

ギャンパレは、オーディションでのヤママチミキさんの所作から普段のハードなトレーニングを想像させられたのに、ライブではめちゃくちゃ笑顔でパフォーマンスしていて泣きました。辛い思いをしてきただろうに悲壮感を見せないところに感動しました。ヤママチミキさん、そしてギャングパレードの魅力に気付かされたオーディション合宿でした。

 

と、色々と書きましたが各チームが見せているライブを作り上げ集団を統治してエンターテイメントにしているジュンジュンは結局すごいとも思いました。何事も長所と短所を知り距離感を掴んでいきたいです。BiSH、春のツアー三ヶ所行きます。ギャンパレも行きたいです。そんな感じでこれからもWACKの活動を見させていただきたいと思います。では、ばーい。

佐久間宣行のオールナイトニッポン0!

面白かったです。

 

佐久間宣行さんという方は、テレ東で放送している「ゴッドタン」のプロデューサーの方です。テレビ東京の社員なのにニッポン放送で番組を持つという革命的な構造になっています。TBSのアナウンサーだった人がフリーランスになって他局に出演することとまた意味が違います。

 

佐久間さん自身が関わったテレ東の番組を通じて親交のあったAKBメンバーや芸人さんのオールナイトニッポンの放送に4回くらいゲスト出演してレギュラーを掴みとったそうです。おしゃべり達者でした。劇団ひとりさんからは「自分のおしゃべりで勝ち取ったんだから胸張ってやってこいよ!」と送り出されたそうです。

 

番組では相対性理論のテレ東という曲が一曲目に流され、佐久間さんとニッポン放送のイキを感じました。リスナーとのやりとりでは、いじられキャラみたいなものを作りつつ「ラブレターズ干すか」みたいな強権も見せつつラジオパーソナリティーとしてのキャラクターを探り始めた感じも面白かったです。放送時間は深夜3時から90分間の生放送。深すぎる。すごい。43歳。

 

ゴッドタンというテレビ番組が好きで色々とサーチする中で流れてきた佐久間さんのツイッターが面白くてファンになりました。アンテナがとても高い方で少し前でいうとスーパーオーガニズムや東郷清丸さんなどメディアで取り上げられるよりかなり早く紹介されていました。

 

ラジオでも語られていましたがゴッドタンという番組自体「まだ発見されていないその人の魅力を見てもらいたい」というコンセプトも持っていたり、良質なものをとにかく早く世に出してくれる方というイメージがあります。最近の例だと眉村ちあきさんの天才性やハライチ岩井さんノブコブ徳井さんの腐り芸などなど、今まで気がつかなかったような新しい価値観を発掘してくれるようですごいなと思います。

 

ゴッドタンで繰り広げられているキンコン西野さんと劇団ひとりさんの対決は史上最大級にショッキングなテレビ番組の内容です。背中合わせの状態でどれくらい相手より自分の髪の毛を切り込めるかという対決も記憶に新しいですが、昨秋に放送されたウォシュレット対決も壮絶の一言でした。詳しい描写は避けますがクソバカすぎて涙が出るほど面白かったです。簡単に言うとクチに含んだ水で下から相手をウォシュレットするという。まあそれが全てなんですが。テレビ番組の限界ギリギリ、突き抜け切った下ネタでした。

 

番組放送後の佐久間さんが「やっちゃダメなくらい馬鹿馬鹿しいことをやると『死ぬつもりでしたが、番組を見てまだ生きてみようと思いました』などメッセージをくれる人がいるからやっちゃダメなことは分かってるんだけどやってしまう」とツイートされているのを見たときには深く感銘を受けました。僕自身、中高生のときに色々と人生に悩んでいて、99のオールナイトニッポンのジャネットのコーナーなどに生きるパワーをもらっていました。馬鹿馬鹿しい下ネタで救われることもあるので、これからもゴッドタンには馬鹿馬鹿しいことをやり続けて欲しいと思いました。

 

これからどういう思いで番組を制作しているかも少しずつ語ってくれると思うのでそちらもとても楽しみです。そんな感じでこれからも佐久間さんの活動に注目していきたいです!以上。ばーい。

20190401新元号発表

令和でしたね。平成も残すところ一ヶ月少し寂しい気持ち。

 

20190401、午前11時30分頃に発表とのことでしたが、焦らされて焦らされて45分近くになってから発表されました。万葉集にインスパイアされた言葉だそうです。

 

巷のアンケートでは7割近い人に前向きに受け入れられていましたが、令和の令の字が命令とか法令みたいで冷たい感じという意見を答えている方もいました。あと意味自体に深みが無いとかね。

 

僕は、友達の家に生まれた赤ちゃんの名前を聞いたときのような「へー!令和ちゃんっていうんだ!めっちゃ良い名前じゃん!おめでとう!」という気分でした。

 

新しい時代が始まります。最近思っていたことは、やりたいことがたくさんあるけど睡眠時間を削ったり家事の時間を削ったりしてまでやりたいことはないということです。日々を大切に環境を整えてアイディアを温めてタイミングを待ってやりたいなと考えていました。でもやりたいことは全てやりたいです。長く構えてやれることをやる。人それぞれですが自分はそんな風に生きていきたいです。新しい元号の発表に合わせてそんなことを思っていました。また考え変わるかもですけどね。

 

あと平成最後の何々という煽りに乗じることはありませんでしたが、平成最後の夜と令和最初の朝に誰とどこで何をしていたかは一生忘れない気がします。日々を大切に。以上、ばーい。

好きな小説を思い出す回

回です。

 

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『人間関係三選』

 

こころ(夏目漱石)、言わずと知れた夏目漱石先生のこころ、現代的な倫理観から離れているという意見を見たこともあるけどむしろ登場人物に感情移入できて楽しめた。それは僕の倫理観の話ではなく筆者の流れるような読んでいて心地いいような文章のおかげ。文章の美しさみたいなものを感じ、そら紙幣なりますわと思った。

 

次郎物語下村湖人)、長男が祖母から可愛がられるけどそこに長男の人格はないみたいなところの描き方が印象に残っている。中学生のとき、司書の先生に勧められて読んだ。司書の先生、僕の何かが見えていたのか。

 

百歳(色川武大)、父との関係は良くなかったけど父が長生きしてそこに対して思うアレコレ。新聞で紹介されていて読んでみたら面白くて覚えている。そこで色川武大を覚えた。

 

『ストリート感覚(短編)三選』

 

東京のプリンスたち(深沢七郎)、「ラブしちまったのか?」というセリフがクールだった。昔の作品だけどラブに対しての距離が現代的な気がした。皆んな遊び方や雰囲気がカッコイイ。楢山節考カップリング。

 

いづこへ(坂口安吾)、キングオブかっこいい小説。どうしようもない主人公も魅力的だし、これも夏目漱石のこころに匹敵するくらい読んでいて気持ちいいリズムだった。初めて読んだときあまりのかっこよさに続けてもう一度読んでしまった。ミスドで。坂口安吾さんは新潟市出身ということもあり強く興味を持っている。

 

東京小説・ぼくの町篇(野坂昭如)、「やると『コキーン!』ってなるから『コカイン』やねんな」というセリフ、薬物を売る焼き芋屋、それに対して唇に指を二本あててウィードを注文する少年。日本のトレインスポッティングのようだった。野坂昭如さんは「火垂るの墓」の原作者。こちらの方も新潟と縁が深い。

 

『ミステリ作家三選』

砂の女安部公房)、すみませんこれもキングオブかっこいい小説。狂った設定もその世界に引き込む文章力もキワキワ。読んでるとジャリジャリしてくるようだ。不条理。読み手の想像力に訴えかけてきて映画より小説が好きだという気持ちにさせてくれる作品。多分ジャンルはミステリーじゃないけど、ミステリーと呼びたいくらいリアル。

 

暗いところで待ち合わせ(乙一)、高校生の頃、最初に読んだときの衝撃たるや。こんな話ある!?とオチを読んでめちゃくちゃビビった思い出。オチの持っていき方も気持ちいい。小説だからこそ。平面犬、死に損ないの青、そ・ふぁー、も好き。特に、そ・ふぁー好き。乱暴な表現だけど東野圭吾星新一の間くらいで好きなバランス。リアリティの要素を残しつつファンタジーも強すぎないような。

 

毒笑小説(東野圭吾)、筆者の学生時代の話。面白い。これもミステリーではないけど「泣かせるより笑わせる文章の方が難しい」というセリフが印象深かったので紹介したくてミステリー作家部門で。

 

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いつか働かなくて良くなったら本を読みたいです。それだけで幸せだなと思いリストアップしてみました。他にやりたいことがたくさんあってなかなかできないけど、本はなくならないので引退したらゆっくり読んでいきたいです。あと昔のゲーム。漫画。映画など。以上、ばーい。

20190401新元号発表前夜

前夜です。

 

元号の基準は、

 

常用漢字二文字、

 

書きやすい、

 

読みやすい、

 

頭文字MTSH以外、

 

民間の元号予想ランキングの上位はなるべく避ける、

 

人名に多い二文字は避ける、

 

大企業と同じ名称は使わない、

 

国民の理想としてふさわしいような良い意味、

 

これまでに元号または送り名として用いられていない、

 

広く一般に使われていない言葉、

 

あと政府が色々と基準を設けているそうです。

 

2019年4月1日の午前11時30分に発表されます。

 

元号予想ランキングの上位には、「安久」「安永」「安始」「栄安」「安明」「永安」「永和」「永明」「安成」「和平」「安栄」など。

 

いやー、なんかちょっとワクワクしてブログにしたためてみました。

みんな予想したり平成を振り返ったりしています。

今の空気。

 

東京に住んでてマンションの向かいがベトナムの庶民的な飲食店みたいな良い雰囲気の食堂でそこから駅を経由してかなりハードな崖を登ったり降りたりする夢を見て起きて朝5時くらいかと思ったら午前2時で眠気がなかったので戯れに布団を抜け出しブログをしたためて見ました。お腹が空いていたので冷蔵庫にあった冷麺を茹でて食べました。ゴムみたいで美味しかったです。

 

あと、中学校の同窓会がゴールデンウィークに開催されることに伴いラインの部屋が設立されました。久しぶりの緊張や気恥ずかしさからか部屋の空気は何となくよそよそしい雰囲気になっています。で汁ぼーいずのチームメイトかつ同じ中学校の同級生でもあるMCニャンさんがいつも通りの明るい調子でくだけた挨拶をしたのですが、部屋の反応は驚くほど薄く本当に同じ中学校で同じ時を過ごした人間が集められた部屋なのか不安になってしまいました。ツイッターを開くと「同窓会のライン部屋で挨拶したら、既読数は増えるけど誰もツッコミもボケもしないから独り言みたいになっちゃった」というニャンさんのツイートが目に飛び込んできて、布団の中で声を殺して笑いました。彼が同窓会に来なかったら傍観者になってしまった僕も加害者側の人間です。ブリングも傍観者になっていました。同窓会が楽しみです。

 

以上、ばーい。

【映画】平成狸合戦ぽんぽこ【ネタバレあり】

タヌキだってがんばってるんだよォ~!」(劇場公開当時のキャッチコピー、糸井重里作)

 

4/5、金曜ロードショウで平成狸合戦ぽんぽこが放送される。圧倒的な力に対しどのように抵抗するかというテーマだと思って見ている。どんな状況でもユーモアを忘れずに困難に立ち向かっていく狸たちがカッコよく見えて小学生ながら自分もかくあろうと強く影響を受けた大好きな作品だ。

 

物語終盤、追い詰められた狸たちが宗教に走り集団自殺をしたり自爆テロを起こしたりする中、しぶとく生きることを選んだ狸たちの姿に感動した。また、何も悪いことをしていないのに故郷を追われる狸たちと当時色々なことに抑圧されていた自分を重ねて人生で初めて映画で泣いたことも覚えている。

 

話の流れ自体は分かりやすいのだが、セリフやキャラクターの背景描写、妖怪パレードなどなど見所が沢山あり飽きずに何度も見れてしまう。

 

声優には、例によって名だたる俳優たちが採用されており作品全体を引き締めている。個人的な感想としては野々村真林家こぶ平の調子が物語の随所で絶妙な抜け感を作り出していることに趣深さを感じる。

 

ちなみに、作中の双子の星作戦の口上は宮沢賢治の詩のオマージュになっているので、気になった方は元ネタのチェックも是非是非。

 

4/5、平成最後の平成狸合戦ぽんぽこ、とても楽しみにしております!ばーい。