田中まじめと音楽について（1）
自分はどんな音楽を聴いてきたかってのを一度まとめてみたかった思いがあり、なんとなく自分なりに世の中の流れなどとこじつけながらずらずら書いてみました。話半分で読んでください。ちなみに友人が配信している「BRINGBACKのstyleこそ全て」というポッドキャスト番組で語ったこととまた違った味わいになっているはずなので良かったら合わせてチェクお願いします。4回に分けて概ね2004〜2018について振り返りました。第一回は1995〜2003、小中高時代です。
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小学生の時はHEY!HEY!HEY!いうダウンタウンの番組を見て育つ。ミスチルスピッツシャ乱Qという感じ。この頃からすでに中二病を発症、こじらせ始め大衆に疑問を抱き始めていた。ミスチルの深海などで。始めて買ったCDは中学生の時、ゆずのゆずえん。次は椎名林檎の勝訴ストリップ。この頃のヒットチャートには１９や浜崎あゆみがいて、それぞれヒットチャートに対する自分なりのカウンターという面も。スポーツも勉強もできない自分にとって音楽に詳しい＝モテるだった。本当にミスっているなと今は思うけど当時は真剣で明後日の方向にカッコつけていた。親は一生ハマショーを聞いていた。
また、思い返すにいじめられないようにする自己主張だったのかも知れない。「こいつ、なんかあるぞ、、、」という底知れない人物像を目指す事で自己防衛していたような気もする。いや、暗すぎる。それはない。
高校一年生の時にはバンプとモンパチがドラマやTVコマーシャルとのタイアップもあり大ブームになった。時を同じくしてサッカー部などの上の世代と交流があるイケてる奴らはハイスタやゴイステを聞いていた印象だった。今度はイケてる早い奴らへのカウンターとして自己主張するために彼らとは違う別の新しいものを探さなくてはならなかった。そのマインドが小中で培われた人格と結びつきサブカル的なもににハマるきっかけとなる。１７５ライダーから始まりガガガ、サンボ、ビバッチェ、スタンスパンクス、太陽族など青春パンクブームを通過、鳥肌実さんもこの頃。
もちろん青春パンクから遡ってブルーハーツを聴き反社会的な人格を運動場の端っこで育む。ブルーハーツには俺は何で生きているんだろうというストレスで傷付いていた心をたくさん救ってもらう。このころのメインストリームが何であったか覚えてないくらいインディーを聞く。
次に来たのが四人編成の頃のビートクルセイダーズとファーストが出たばかりのバンドアパート。またゴイステもやはり無視できず少し遅れてハマる。ビークル・日高さんやバンアパ・原さん、小暮さん、ゴイステ・峯田さんのブログをチェックしまくり色々なことを知る。ルーツを知る遊び。日高さんからモーターサイコ、REM、ロンセクススミス、小暮さんから54−７１や海外ヒップホップ、峯田さんからティーンエイジファンクラブ、ウィーザー、リバティーンズ、ストロークスなどのパワーポップやINUなどのジャパニーズハードコアの世界を、パッと思い浮かべても今でも聞くバンドたち。峯田さんはブログの中のおやすみBGMというコーナーでたくさん良質な音楽を紹介していた。確かフレーミングリップスも峯田さんから教えてもらった。
ジャパニーズハードコアの世界を調べたり、そこからバーストという反社会的な雑誌をバザールという古本屋で買い集め始め人格が歪む。ただもしかしたらその行為がその他のストレスに対する救いだったのかもしれない。漫画や映画もたくさん見た。
音楽に関係する漫画ではハロルド作石のベックが流行る。作中では伝説のミュージシャンとして６０年代７０年代のバンドなどがよく取り上げられた。またこの頃は２０世紀少年も流行し漫画で入ったオタクたちによる昔の洋楽ブームを感じた。木更津キャッツアイのぶっさんの着メロがセックスピストルズだったことも伏線だったかのように時代に回収されて行く。ベックは毎回の扉絵で、有名なジャケット写真をパロディしていて0巻00巻などではその元ネタをまとめて発表していた。ミーハーなオタクなのでそれらも駅前ツタヤさんで一通り借りて聞いた。ビートルズ、ツェッペリン、ジミヘン、クイーン、レッチリ、レイジアゲインストザマシーンなど。
また、高校生のときには後の感性に影響を及ぼすようなことがたくさん起きた。日韓W杯や窪塚主演の凶器の桜によりナショナリズムを植えつけられたり、エイトマイルのエミネムからヒップホップの洗礼を受けたり、２００２年のキングギドラ公開処刑によりヒップホプのディスリスペクトというカルチャーに触れたり、ピンポンによる松本大洋ブームで上質を知り、東京トライブやIWGPからの木更津キャッツアイによるクルー感、などなど。
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はい、とりあえず高校生時代まで。
長いので分割しました。
1•2話同時公開。2へ！
