田中まじめ滅餓寧武露愚

よろしくお願いします。

2019.1大阪死闘編(4)

続きです。


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味園ユニバースに向かう前に、アメリカ村とさんかく公園を経由。タクシーは800円弱。このエリアは確かに若い人が多かった。甲賀流でタコ焼きとビールを買って、さんかく公園で食す。道行く人たちは自己主張が強いファッションに身を包んでおり刺激的だった。


しばしチルアウトして、いよいよ味園ユニバースを目指す。地図に従って歩く。さんかく公園から大きい通りに出て、さらにその大きな通りを向こうに渡った商店街。この商店街をまっすぐ行くとなんば駅に着くようだ。途中で大阪のランドマーク・グリコの看板に行き当たり一気に大阪に来た気分になる。感動があった。このあたりに一番人が多かった。


なんば駅到着。例の何ちゃら口を正面に見て左手の商店街に入って行く。飲屋さんが軒を連ねていた。色々なところに興味を引かれつつもマップアプリに導かれるまま通りを真っ直ぐ進む。


「味園」と書かれた看板と「ユニバース」と書かれた看板があり少し迷うが、地図とも一致していたので入ってみる。脇の入り口から入ったのだけど階段を上がってみると、胸がトキメク怪しい飲屋街が広がっていた。圧倒的に怪しい。こういったものが大好物なので興奮してしまった。


直線通路の両側に、いくつもの怪しい看板と怪しい扉が連なっている。フロアを一周してみると、開いている店と閉まっている店があったがいずれの店もとにかく怪しい雰囲気。一番の目当てだった「銭ゲバ」という店は閉まっていた。


1店目は、「狂っていいとも!」という「笑っていいとも!」をサンプリングしたデザインのステッカーを扉に貼り付けた店に決めた。excubeさんやクソシットさんなどのインスタグラムで見た悪いステッカーシリーズ。


悪いステッカーシリーズとは、原発マークのピカチュウAPE安倍晋三、さんをつけろよデコ助野郎サンプリング避妊啓発シールなど。エッジが効いていて素敵。


狂っていいとも!は新春シャンソン荘という店名だった。入ってみるとL字形のカウンター6席のこじんまりとしたお店で、先客のカップルが備え付けられたファミスタに興じていた。


ビールを注文してほっと一息。あらためて店内を見回すと色々なステッカーでデコレーションされている。gulpashaさんのゲログワシの青ラメを発見。ビックリマンシール、ネロ魔身がサンプリングされたデザイン。


居合わせたカップルとお店の方を交えて話す。カップルの女性がKAT-TUNのライブで新潟に来たことがあるとのこと。好意的に話してくれて嬉しかった。しかし、新潟市民として朱鷺メッセ周辺のラーメン村と市場を観光スポットと思っては困るのだけど、伝わりやすい新潟市観光がすぐには思いつかずアハアハと笑ってしまっていた。新潟市の特産として、日本酒と越後姫とルレクチェとティラミス大福と東横と滋魂のラーメンをオススメしておいた。


新春シャンソン荘の方は一週間で一回しか出ないスタッフの方だったらしい。アポロシアターというエロいビルの話をしていたら、そのビルで働いているお姉さんが現れたり(「アポロ来たら二階に来てくださいね」とのこと)、後から入ってきたお客様の会話の内容から芸人さんであることが分かったり、関西の空気を味あわせていただく。


失礼な話ながら、他の店にも行ってみたかったのでまた戻ってくることを約束してオススメのお店を聞く。ホテルアドリアーノとナンバービー。「お兄さん、柔らかい良い雰囲気っすね」という温かい言葉に「いや、酔うと糞っすよ」とお答えして次の店へ。


ホテルアドリアーノ。店名の由来は、ジブリ紅の豚でマダムジーナがいるお店。店員の方がユニークなキャラクターのお兄さんだった。マダムジーナがいないなと思っていたらトイレにいた。トルソーに黒いドレスと女優帽。


ここでも楽しい話をたくさん聞いた。マスターは片貝花火を見るたびに何度か新潟に来たことがあるらしい。花火の量は大阪の何ちゃらいう大会が世界一らしいけど、大きさは片貝の四尺玉が世界一と言ってくれて嬉しかった。片貝祭自体の雰囲気も好きだと言っていて私も同感ですと盛り上がった。


また、色々な地方を旅するバックパッカーのお姉さんは各地方で飲みに出るとき女性の名前が付けられたバーに立ち寄り、その土地の話を楽しむらしい。


あと、マスターが一番好きな音楽CDアルバムはヘブンの快晴予報。カッツェとシェイディードールズのメンバーからなるヘブン。個性的なマスターだったけど生ビールを丁寧に入れてくれて、それがとても美味しかった。美味しくて美味しくてゴクゴクゴクゴク飲み過ぎてしまった。


続いてナンバービー。入店する頃には、もう結構いい感じに出来上がっていた。こちらのマスターも独特の雰囲気があり素敵だった。クセがあった。酔ってしまって申し訳なかったが今度はシラフに近い状態から話してみたいと思った。会話の流れからゆらゆら帝国の昔の映像を流してくれた。それを見ながらまた飲む。


大阪の書店について、ここではアオツキ書房、兎月屋書房という店を聞き、次回への楽しみが増える。あとはメモに「中津のサーモンは」という文字列が残されていたのだけどこれは店名なのだろうか。


約束していたのでペロペロの状態で新春シャンソン荘に戻る。お店の方から「うわ!さっきとぜんぜん顔が違(ちゃ)うやないですか!」と突っ込まれたことは覚えている。後は、朝まで飲んでうどんを食し歩きなんば駅から関空に戻り11時の便で飛び13時には飯も済ませ新潟のスーパー銭湯で湯に浸かっていた。以上が私の大阪旅行です。


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完結です。読んでいただいた方ありがとうございました。また何か書きます。書かせてください。よろしくお願いいたします。いいねしてくれた方、ありがとうございます。