田中まじめ滅餓寧武露愚

よろしくお願いします。

2019.2.15 ナンバーガール再結成発表

ナンバーガールの再結成が発表された。

 

好きなバンドの再結成を体験したのは初めてのことだったのだけど、これほどまでに衝撃的で嬉しいものなのか。とにかく嬉しい。

 

ナンバーガールに特別に詳しいわけではないし、リアルタイムど真ん中で通過したわけではないけど私はナンバーガールが好きだ。ゆらゆら帝国のファンだけど、再結成してくれて嬉しいバンドならナンバーガールの方が嬉しい。思い入れがあるのでそれをダラダラ書く。

 

テレビドラマ・濱マイクナンバーガールが出演したときには認識していたことを覚えているが、いつどこでキャッチしたかは定かではない。恐らく出会いはハロルド作石BECKだったと思う。ナムヘビメタリックのジャケ写がパロディされていた。当時、BECKの0巻00巻をディスクガイドに色々と聞いていたので、その中で出会った一枚だったと思う。

 

ゆらゆら帝国より先に聞いていたことも今思い出した。高校生のとき、無印良品の6枚くらい入るCDケースに、ウィーザー、レイジアゲインストザマシーン、テレビジョン、パールジャム、モーターサイコ、そのあたりと一緒に入れていた。ああ、懐かしい。ナムヘビよりサップウケイが好き。

 

個人的に感じていた日本語ロック界隈の空気感でいうと、バンドをやっている人たちにナンバガイースタンユース的なものが好まれ、よりアートにフォーカスした人たちにはゆらゆら帝国が支持されていた気がする。

 

 高校生のときには、まわりでナンバーガール解散を騒いでいる友人はいなかったし、私自身も好きになったのは解散後だったと思う。ただ、ヤフオクのオモイデインマイヘッドTシャツなどを見て「オシャレじゃないけど日本語をローマ字表記にしていて変わっているな」と思ったことを覚えている。

 

そしてナンバーガールに対するイメージはまさにそんな感じ。つまり「オルタナティブ」。ボーカルはエモーショナルだけど、よく引き合いに出されるピクシーズペイブメント、テレビジョンなどと同じような音でオルタナティブでかっこよかった。

 

あと、ナンバーガールの忘れてはいけない魅力は向井秀徳の見た目が全く普通であること。飾らないビジュアル。この何とも言えないビジュアルで狂気を歌う姿が好きだった。

 

ナンバーガール解散後、向井秀徳は同バンドからアヒトイナザワを連れ立ってザゼンボーイズを結成したのだけど、ナンバーガールの楽曲に比べてザゼンボーイズでは変拍子を強く打ち出していてナンバーガールと同じようには受け入れられなかった(4は好き)。

 

しかし、ナンバーガール解散後も向井秀徳の強烈な個性は一人歩きを始める。

 

高円寺でゲリラ的にストリートライブをしたというニュースが駆け巡ったり、「事務所の後輩の歌をカバーします」と言ってYUIのチェリーを歌ったり、NHK紅白歌合戦では椎名林檎にフィートしたり、ミシシッピカーキヘアーという若いバンドの人の「『あんたらが一番かっこよかった、THIS IS 向井秀徳』ってベロベロに酔っ払ったおやじに言われた」というツイートがバズったり、

 

Twitterでは世代を超えてネタ的なキャラクターが確立され現在まで話題を提供し続けている(ネタツイ界隈の人は概ね音楽が好き)。同じフレーズを繰り返すスタイルもキャラクター化された一因だったようにも思う。

 

2018年、崎山蒼志くんが出てきたときには真っ先にナンバーガールを思い出したし、崎山くんのスタイルが好意的に受け入れられる姿を見て現代にナンバーガールがいたらなんて思ったりもした。また、「向井秀徳、高校時代こんな感じだったのかな」とも。

 

同年のBiSHアユニのソロプロジェクト・ペドロでもナンバーガール田渕ひさ子さんがフィーチャーされ、マモノフェスでも同日に別々のバンドでナンバガメンバー全員が同じ場所に集結することになりファンは「サプライズ再結成あるか!?」なんて色めき立ったりして、予兆と言えるようなものが結構あった。

 

 そして2019年2月15日、満を持して再結成発表。

 

 

目についたものだけ。

 

再結成して、ライジングサンロックフェスティバルに出演することは発表されたが、「何発かヤりたい」とのことなので今後も目が離せない。私はケミカルブラザーズを見るためにフジロックへ行くことに決めたので何とか同日のフジロックに出て欲しい。

 

そんな感じで嬉しいニュースに高まっていた。とにかく日本酒を飲んでタバコをスパスパ吸って酩酊の限りを尽くしたい。しかし年を取った。高校生の私、はるか昔。あいつ姿くらまし。また何かあればブログします。ブログするって何?では。ばーい。