技術
技術職をしている。
初めて社会に出たときはデスクワークだったので技術を修得するということの意味が分かってなかった。
「先生や先輩はああ言ってたけど、自分はこう思うからオリジナルでやってみよう」
「どういう理屈でそこに着地できたんだろう」
先生や先輩やそのまた先人たちの長い時間をかけた研究によって編み出された既に確立された技術を、またイチから自分で編み出すようなことをしていた。
クリエイティブなものを生み出すなら真似じゃなくて自分の世界観を打ち出すことが重要だけどスキルは違うと感じている。
スキルの修得に必要なことはよく見て真似ること。
足を置く位置から、目線の高さ、腕の角度、対象物との距離、ひとつずつ真似することで技術を早く修得できた。
そう考えるとデスクワークも同じで、既に到達している先輩が教えてくれたことを一生懸命に真似することが上達の近道だと思う。
教えられたことを素直な気持ちでそのまま真似することは、一生懸命に教えてくれた先生に対する礼儀でもある。
教えてもらってたときには思考がそこまでいかなかったけど最近はありがたさが身に染みている。教えてもらったことで生きている。
あと真似と反復練習。体に染み込ませる。もちろん考えることも超大事。
最近は昔の感覚を忘れてしまいそうになったりするので思い出したときに何でも書いてみる。未来の自分の到達点からどのような道順を辿ったのか眺められたら面白い気がするので。