ピエール瀧
朝起きたらピエール瀧が逮捕されていた。
すぐに思ったことは、「卓球さん、どう思っているんだろう」ということだった。
ピエール瀧、石野卓球からなる電気グルーヴというグループは、かっこいいテクノはもちろんのこと仲の良いおじさん二人組というところも魅力の一つだった。
そもそも片方が作詞作曲して片方がパフォーマンスに徹するなんてめちゃくちゃ仲が良いからできることだと思う。実際に仲が良さそうだったし、そんな二人を見ることが楽しかった。
個人的に自分のラップグループも三人で電気みたいに歳を取っていけたら最高だと考えていたので瀧の薬物使用を卓球がどのように考えているかとても気になる。知っていたパターンならまだ良いが、止められていたのに裏切って鼻からチクショウしていたなら怒ると思う。
「とりあえず卓球も逮捕してくれ」というファンのツイートを見たし、僕もそう思っていた。どうやって二人はこの事件を乗り越えてくるのか。すげー笑えるギャグにして欲しい。鼻の周りを白くさせながらカムバックライブで「ミニにタコが、、」くらい言って欲しい。僕が好きな電気は世間から白い目で見られながらも自分が面白いと思ったことを貫き通すスタイルだ。でも大人だからそんなことできないかな、して欲しいな。
品行方正な芸人に魅力はない。ピエール瀧、新井浩文、勝新太郎。芸人はマージナルマンである。だから、常人に不可能な創造ができる。面白くもないエンタメは定義矛盾だ。品行方正でもやぶな医者は要らない。芸人も同じ。道徳が支配する国に芸術や文化は育たない。勿論犯罪を称賛しているのではない。
— 舛添要一 (@MasuzoeYoichi) 2019年3月13日
いてもたってもいられなくなって、5chの電気グルーヴスレを覗いてきてしまった
— 𝐀𝐊𝐇𝐔𝐀😈4/14AT幕張6/9埼玉5th (@akhua) 2019年3月13日
想像通りファンの悲痛な叫びが…辛くて仕方ない… pic.twitter.com/BKEQ2Rn6cs
とりあえず相方も逮捕しろって思わせるって色々すごすぎるだろ。
ビートルズはじめ数々のアーティストはドラッグの力を借りて名作を誕生させてきた。世界各国では大麻解禁が始まっている。もちろん法律は守らなきゃいけない。ただ今回の事件はどんな問題よりも二人の関係が壊れないことだけを祈っている。
バカ野郎。。。
— ケラリーノ・サンドロヴィッチ (@kerasand) 2019年3月12日
ここからは全然違う話。
職場にロックがめちゃくちゃ好きな40代後半の男性・Mさんがいる。ギターが趣味で上手くなりたくて帰宅後はギターの練習に没頭されているそうだ。
今日、瀧逮捕の知らせから心が落ち着かずジャンル外とは知りつつも音楽が好きなMさんに「電気グルーヴって知ってますか?ピエール瀧、捕まっちゃいましたね」と声をかけてしまった。
「いやあ、俺はあんまり電気グルーヴは知らないんだけど、、」から始まったものの、
「当時のナゴムレコードは電気グルーヴや筋肉少女隊より有頂天(ケラリーノ・サンドロヴィッチ)の方の人気がすごかったね」、「俺はそれより日本だとウィーラードやコブラを聞いていたんさ」、「いっちゃん最初はパンクが好きだったんさねぇ。クラッシュとかピストルズとかそういうのじゃなくて、バズコックスとかスティッフリトルフィンガーズとかね」、「跳ねるようなリズムが好きなんさね」、「へヴィメタも流行ったけど難しくて引けなくてさ」、「若い頃はね、パンクスみたいなカッコもしてたけどね」、「昔のライブハウスはおっかなかったんですよ、ライブが良くないとハコのオーナーからボロックソ言われたりね」、「今は良くなくても良かったですよなんつってるでしょ?俺は何も言わないですけどね、余計なこと言うと悪いから」、「シンナー吸ってるようなのもいたけど、俺は相手しなかったですね」、「まあ決められないけど一番好きなのはジミヘンとかCCRだろっかねえ」
と色々と話してくれて(もっと語ってくれてたけど忘れた)面白かった。さっき初めてスティッフリトルフィンガーズ聞いたけど、めちゃくちゃかっこよかったです。ちょっと千葉さんみたいな声。
あとは酒飲みながら電気グルーヴ聞いてましたて。かっこいい!ばーい。