田中まじめ滅餓寧武露愚

よろしくお願いします。

好きです、スパイスプッシャー。

スパイスプッシャーというカレー屋さんが新潟の古町エリアにある。初めて屋号を聞いたときに少し驚いたことを覚えている。


しかしよく考えてみると、プッシャーというスラングが分からない人からしたら特に問題はなく、分かる人が聞いたら名前だけでちょっとニヤッとしてしまう一種のストリートギャグなのだと今は思っている(詳しくはテレグラムで)。


スパイスカレーというものをスパイスプッシャーさんで初めて食べた。パクチーやショウガやその他たくさんのスパイスを炒めて作るスパイスカレー。


とにかく自分の味覚にフィットしていてめちゃくちゃ美味しい。少しでも気を抜くとスパイスの風味がフラッシュバックされて、すぐにまた食べたくなってしまう。


店主も気さくだ。お店には所狭しとジョジョの奇妙な冒険のフィギュアが飾られていたり、ベルベットゴールドマインのポスターが貼られていたり、店内BGMがトーキングヘッズやケミカルブラザーズだったり、瀧が逮捕されたときには電気グルーヴをかけていたりしていた。私も好きなものばかり。


(ちなみに飾られているジョジョのフィギュアの数は知っている飲食店の中でダントツ一番に多い、30体くらいかもっとか?そこも熱い)。


その他にも良く分からないアイテムたちが所狭しと並べられていて、何だか面白いことをたくさん知っている先輩の部屋みたいな感じがして楽しい。ほどよい緊張感が保たれつつ好奇心が刺激されるようで居心地が良いのだ。


話は変わるが渋谷のケニックカレーというカレー屋さんにはほげちゃん(禁断の多数決)というアイドルが働いている。シフト非公表で撮影禁止だが、運が良いとほげちゃんの働いている姿が見れる。一方、スパイスプッシャーさんにはスクールアイドルを自称するやちみいこさんという方が働いている(シフト非公表、たぶん撮影も禁止)。


ツイッターのタイムラインを見ていると「やちさんに会えて嬉しい!」というツイートがしばしば見受けられる。やちさんのスクールアイドルもスパイスプッシャーさんの一つのコンテンツになりつつあるようで、そんなところも面白い。


最近は新潟のタウン誌・コマチの表紙を飾るなどとても注目を集めている。11時半のオープンから売切次第終了なのだが平日でも午後3時前に売切れることもあるようだ。無駄足を踏まないためにはスパイスプッシャーさんのツイッターをチェックすると良い。店主のツイートも独特で面白い。


パクチーなどスパイス各種が苦手な方にはオススメしないが、興味が湧いた方がいたら一度チャレンジしてみてはいかがだろうか。苦手なものが、調理方法や食べ合わせによって好きに変わる場合もあると思う。


私はネップモイというベトナムの焼酎が唯一苦手なので、また挑戦してみようと思う(ベトナムの方に聞いてみたところ若者は飲まないけどお父さんは飲んでると言っていた)。


日本にある食べ物は、誰かの味覚を悦ばせているからこそ淘汰され存在しているのだと思う。今は苦手なものでも、味覚が開発されて悦びに変わったら素敵だ。


自分の人生にとって初体験だったスパイスプッシャーさんのスパイスカレーの感動を残しておきたくてブログにしたためた。一日でも長くスパイスプッシャーさんのカレーが安定供給されることを願っている。


以上、まる。