田中まじめ滅餓寧武露愚

よろしくお願いします。

M-1グランプリ2021(ネタバレ有)

M-1面白かったですね。ちょっと書かせてください。


モグライダー

面白かったです。最後、「いいえ」に持っていけて、その目指してたとこに対して「しょうもない!」ってツッコミで終われてて素敵でした。前に見たときにはグルーヴを感じなかったけど今回はグルーヴを感じました。


ランジャタイ

面白かったです。国崎さんがふざけまくる。ネタ終わりに袖に行きかけ、くるっと振り向いて審査員席を見るボケも好きでした。私はランジャタイを見るとコウテイ(2019年くらいの)を思い出します。


ゆにばーす

面白かったです。こちらも以前よりグルーヴが上がっているように感じました。川瀬名人が自分で言ってたけど、点数が出た後に絶望してカメラの前でしてはいけない顔になってしまうところが嫌いじゃないです。暫定席から落ちるときも本気で悔しそうだった。男女コンビの男女をテーマにした漫才だけで見たら優勝していました。来年のゆにばーすは川瀬名人が優しくなってそう。


ハライチ

所用で見れず。見たかった。YouTubeで公開している準決勝も面白かったです。カミナリとかGAGとかも。6000組の上位は強い。ただ自分にも他人にも厳しい人がタイトルまで取ってしまうと誰もが何も言い返せないパワハラモンスターが誕生しそうでそれだけ怖かったです。


真空ジェシカ

こちらも所用でゆっくり見れず。音声だけ聞けましたが面白かったです。こちらもグルーヴが上がっているように感じました…。今は早いうちからメディアで紹介されるのでレベル上がったなーと感じやすいようになっているのかも知れません。良くも悪くも。レベルが高くなった状態が初見だと良い第一印象を持ちやすい良い気もします。


オズワルド

最高でしたね。サイコなことを言い続ける畠中さんを「村人が頭を抱えるモンスター」というワードでスッキリさせて、そこから更にモンスター感が加速していくんだけど最後は受け入れあって伏線を回収して大きなピースサインを作って愛で落ちるという。動きではなくしゃべりだけで。そら優勝した気になるわ。妹である伊藤沙里さんのツイッターも最高でした。


ロングコートダディ

面白かったですね。審査員の漫才っぽさが欲しいというコメントに納得。なるほど。ボケのメガネの方がツッコミの兎さんに「生まれ変わるなら何が良い?」って聞いたら兎さんが即で「ワニ!」と答えたところからネタを作り始めたらしいです。すごい。肉うどん、ワゴンR、しりとりの法則、優しいファンタジックな世界でした。


錦鯉

面白かったです。優勝おめでとうございます。まさのりさんがドゥルドゥルになってて良かったです!ウィキペディアによると2人でネタを作っているそうです。一本目が合コン、二本目がサル。個人的には去年のパチンコが好きでした。退廃的で自虐的なテーマがかっこよくならずにどうしようもない感じになるところが好きです。


もも

面白かったです。決勝まで残るってすごいなー。審査後に松本さんに「3年後に優勝顔」と言われてまもるが「俺ら来年優勝するんで」と返していてすごかった。若さ。気の強さ。フレッシュ感。ももはフルーツのももらしい。顔のワードセンスと何でやねん!のテンポでグルーヴが生まれていた。一辺倒にならずに少しずつテンポが変化して後半にかけて盛り上がっていくようにも感じました。面白かったです。パターンぽくないのももっと見たいと思いました。


インディアンス

面白かったです。最後の「インディアンスでーす!」が。こちらもグルーヴが上がっていた。みなさんすごいなー。田渕さんずっと明るくてボケてくれてるんだけど俺にだけいきなり真顔で注意してきそうな雰囲気があって怖いです。


今年はM-1特有の全国的にスベるみたいな現象が起きてなかったと感じました。すごいです。日本代表の手練れが集まっているはずなのに記憶の中では毎年だいたい誰かしらがずるっといくアレ。


ツイッターで全国のお茶の間を繋ぐような雰囲気が好きです。みんなで同じものを同時に見ている状態。不思議ですね。今年はツイッタラーさんたちが面白いとか面白くないとかの個人の感想をそのままツイートしていたような気がします。私の体感。


以上。


追記


99ANNのノンスタイル石田教授によるM-1答え合わせ()良かったです。2番目のランジャタイのスピードと表現力と熱量が強すぎたことにより全体が盛り上がり切らなかった(ランジャタイのネタの特殊性と3点において以降の組が超えなかった)、という旨の解説。すごい納得しました。