今週のあちこちオードリーを見て
今週のあちこちオードリーを見て熱い気持ちになってしまったので書いた。私の昔話ですが良かったら。
なぜ熱い気持ちになったかというと話は中学生の頃に遡る。
中学生のときに深夜番組で笑う犬の生活が始まった。ゴールデンタイムのテレビ番組にはないコントの新しいパワーを感じてたくさんの影響を受けた。コウスケという友人も見ていてよくその話をしていた。
高校一年生の頃、親との溝が深まっていった時期でもあり根性ねじまがりひねくれ糞たわけなめちゃくちゃ悪いやつになっていった。
めちゃくちゃ悪いというのは不良行為ではなく、「自分が認めたもの」と「自分が認めた人が認めたもの」こそが良いもので、それ以外は糞だと思っていた。あぁ。ああーー!!
(それでもいいのだけど、自分は苦手なものが多いとつらいと思ったので、なるべく好きなものを増やしたい。自分に分からなくても人が良いと言ったものの良さを自分も知りたい。)
自分がめちゃくちゃ悪かった時期にM-1は始まり、笑いを批評することも世間に浸透した。例のコウスケとメールのやりとりをして二人でああでもないこうでもないと批評しながらM-1を見ていた。ああー!!
前フリが長くなってしまったがそんなときに出てきたものが「はねるのトビラ」であり「キングコング」だった。前述の通りめちゃくちゃ悪かったので勿論はねトビもキングコングも速攻で心のシャッターを全降ろししてしまった。笑う犬の生活との比較もしてしまった。
出てきたときに軽くは見たけど「何が面白いんじゃ!ワーキャーされよってからに!」と非モテ陰キャ童貞の呪いにも似た僻みで認めることはなかった。M-1でも完璧に斜めに見ていた。若かった。
そしてはねトビのオープニングで使われていたのがゆらゆら帝国の「すべるバー」と「ゆらゆら帝国で考え中」だった。キンコン西野が好きという理由だけで、ゆらゆら帝国にまでシャッターを全降ろししてしまった。それくらい昔は悪かった。心が。
それから一年後だったか二年後だったか忘れたけど部屋で聞いていたラジオからゆらゆら帝国の「夜行性の生き物」が流れてきて気が付いたら涙を流して畳を掻きむしりながら泣いていた。それは冗談だけど本当に感動して一発でファンになった。
キンコンに対する苦手意識が変わったのはゴッドタンの劇団ひとりとの対決からだった。徐々に解されてはいたがウォシュレットで完全に受け入れてしまった。
ふだんカッコいいことばっかり言ってる西野が、クチに含んだ水を劇団ひとりの肛門に向けて吐き出し、その肛門を経由した水を顔面に浴びるという書いているだけでも最悪な対決(対決か!?)だった。
見ていて本当に腹の底から笑った。あまりの馬鹿馬鹿しさに。一つも意味なんて感じなかった。ただ目の前の西野さんのウォシュレットが面白くて笑ってしまった。自分には真似できないとも思った。
そして話は今日へ。現在ティーバーで視聴できる「あちこちオードリー」が、昔からの自分の感情を全てケアしてくれる内容になっていてとても面白かった。梶原さんがフォーカスされたセンスアレルギーの話も興味深く聞けた。とても面白かった。
来週もキンコン回後編らしいのでとても楽しみにしている。佐久間さんはじめ関係者全員すごい。ありがとうございます。
ゴッドタンの濱家&若手コント回も面白かったし、M-1敗者復活も面白かった。今週は何だかたくさん笑った気がする。笑いがある世の中で本当に良かった。以上。