【映画】マグノリア【ネタバレ】
映画が好きな友人が紹介してくれたタイミングで同時多発的に色々な場所でこの映画が話題に出ていて見ることにした。1999年の映画。
感想としては、久しぶりに信頼する人のオススメでしっくりこなかった。しかし、このズレが楽しい。
ご飯でも美味しいところを自分の味覚として開発したい。なぜ人類の味覚として淘汰された上で残ったか。ある程度の規模の人類の味覚を喜ばせて残ったと思うので自分も知りたいと思う。
マグノリアは、ネットの感想を見ると「目の前に大変なことがあっても、それを超越する事象が起きると、目の前の大変なことはどうでも良くなる」ことを語っているところで人の心が動いたようだった。
自分はその感想を見ても「三時間を費やして語ることか?」となってしまった。
と、書きつつ「確かに、そう思うと面白かったのかも知れない」に少し変わってきた。かも知れない。
そう言えば坂本慎太郎も、「大体のことは角度を変えることで解決することを知った方が良い」と言っていた。
劇中、超越した事象が起きた後に子供だけが悟ったように「そういうことも起きる」と言っていた。うーん。いい映画かも。
自分はジョジョのウェザーリポートを思い出しました。
リトルミスサンシャインという映画も、最初に見たときはしっくりこなかったけど、最近見たらめちゃくちゃ面白かった。
その時々の自分の思っていることや、もしくは経験値によって解像度は変わる。
あらためてそう思わされた映画だった。
映画の中で直接的なメッセージとして面白かったところは、死が間近に迫った老人が「好きなように生きてきたけど、それは間違いだった。もっと大切なことがあった」と泣きながら訴えるシーン。
好きなように生き、死ぬ間際で人生を振り返って後悔したら本末転倒。思慮深く生きることの尊さについて考えさせられた。
そんな感じでした。以上。まる。