想像力について
想像力の話
友人から聞いた小話で「あるときから嫁の下着が派手になりはじめてどんどん女になっていくのが伝わってきた。彼氏ができたんだなと。偶然、証拠が出てきて離婚した。」というものがあった。
聞く人が笑えるように面白く喋ってくれていたので笑ってしまった。
ふと、これをツイッターでツイートしてみたらどうなるだろうと考えた。
書き方にもよるが上のカギカッコくらいの書き方だと、普通に受け取れば男性が浮気された話。
しかし、読む側の一部の人の想像の世界では事実を飛ばして浮気されるような関係を築いた男性を非難する人もいるかも知れない。
ツイッターに限らず文字の難しいところは、読む人の想像力次第というところ。
人間の想像力はすごい。ジョンレノンの歌ったイマジンも人間の想像力の曲。
例えは少し悪かったけど、言葉で人間の想像力を刺激するところが詩の面白いところだと改めて気が付かされた。
色々なスタイルがあって全て正解だけど、聞いた人の想像力が楽しい方向へ自由に働かせられる詩を書いてみたいものだ。
「失恋して悲しい」、「孫が生まれて嬉しい」、「政治に怒っている」、伝えたいことがある曲は、聞いたことを想像しなくてはいけない不自由さがあるように思う。それは繊細すぎるか。
「意味が分からない」ではなくて、想像力が広がり聞いた人が良いものに触れている気になる詩を書いてみたい。友人の悲しい小話を聞きながら、そんなことを思った。以上。まる。